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ガサガサでゴチゴチなかかとを柔らかくできる尿素配合クリームを、自宅で簡単に作るためのレシピをご紹介しています。

 

目次は次のとおりですので、ご興味あるものをご覧いただければ幸いです。

 

  • 超簡単で節約!かかとクリームのレシピ
  • かかとが硬く厚くなる原因
  • 【重要】かかと専用やすりでこすらないと決心する

超簡単で節約!かかとクリームのレシピ

早速ですが、メインのレシピをご紹介します。その後、柔かいかかとづくりに役立つ豆知識などもまとめていきます。

 

【材料】

(※)参考商品については、楽天市場で販売されている化粧品用をピックアップいたしましたのでご参考ください。私が購入したお店がサービス終了していましたので、ケンコーコムさんなど大手で安心できるお店を案内しております。

 

【作り方】

  • 1. 100円均一で購入した電子レンジOKな容器に上記の材料をすべていれます。
  • 2. 電子レンジで加熱して、尿素とワックスを完全に溶かします。
  • 3. 冷ましてできあがり!

 

たったのこれだけです。どうですか?とっても簡単ですよね。

 

材料をご覧になってご察しの通り、かかとクリームの主役成分は「尿素」なんです。

 

尿素の配合割合を20%にした理由は、下の写真の角化症治療剤に含まれる尿素の濃度が20%だったからです。

 

角化症治療剤ケラチナミンコーワクリーム20%

 

裏表示を確認してみると成分・含有の項目があります。そこに1g中尿素200mgとあります。濃度計算は次の通り、

 

1gは1000mgなので、200÷1000×100=20% となります。

 

ちなみにこちらのクリームは、以前に私自身がかかとの角質硬化症の治療でお世話になった、皮膚科の医師に処方された尿素配合クリームです。

 

また、今回自分でかかとクリームを作ることのきっかけになったのもこちらのクリームでして、配合成分をみてみると尿素のみが重要だとわかったのです。

 

植物性乳化ワックスは液体をクリーム状にするだけのものですから、お好みの硬さになるように調整すれば大丈夫です。

 

上のレシピでは3gですが、固めがお好みのかたは5gくらいまでが良いでしょう。まずは3gでハンドクリームくらいの固さをお試しください。

 

さて、自分で尿素配合かかとクリームを作るときの注意することは以下の2つになります。

 

  • 尿素と植物性乳化ワックスはともに化粧品用を使用すること
  • 尿素の配合濃度を20%以上にしないこと

 

尿素と植物性乳化ワックスはともに化粧品用を使用すること

かかとに塗るものですのでそこまで気をつけなくてよいと思いますが、インターネット上で紹介されているWEBサイトでの尿素を配合した化粧品の作り方を調べていると、

 

「価格の安い肥料用を使ってます」旨の内容を見受けました。しかも、顔に塗る化粧品の作り方で紹介されていたので、とても驚いたことを鮮明に覚えています。

 

何が気になるかというと、尿素の製造工程の違いです。人の手で合成しているわけですが、いくつかの過程を経て不純物(肌に悪いものも含む)を取り除く精製を行います。

 

これによりお肌に悪影響をおよぼす物質を綺麗に取り除いていきます。

 

一方、土にまく肥料の場合には、当然、化粧品用よりも雑な精製となります。その分、製造コストを削減できるので肥料用の尿素は安くなるのです。

 

ご参考までに、私が使用している尿素と植物性乳化ワックスをご案内します。もちろん、化粧品に使用しても大丈夫なよう丁寧に精製されていますので、お顔などデリケート部分に使用しても問題ありません。

 

 

 

かかと用クリームにここまでこだわる必要はないのかもしれませんが、すぐになくなるものではないので、

 

数百円の金額差(一日あたりに換算したら1円以下でしょうか?!)であれば、化粧品用が賢明な選択といえますね。

 

尿素を20%以上配合しない

まず初めに、20%を上限としたのは皮膚科の医師に処方されたクリームが20%であっただけのことですので、ご了承ください。これでも濃いのでは?と心配される方は、必ず皮膚科で相談されてください。

 

私の場合処方されたクリームを使っていてガサガサでカチコチなかかとがやわらかく潤ってきましたし、自作クリームも同じ効果が得られていますので、20%までであれば問題無いと考えています。

 

注意すべきは高濃度にすることです。尿素には硬くなった角質を柔らかくしますが、当然、高濃度の尿素クリームを使い続けると硬い角質がなくなって、

 

より若い細胞が存在する下の層にまで尿素が浸透し、まだ生きている細胞まで壊してしまう恐れがあります。

 

日常生活で誰もが体感されているとおり、かかとは他の箇所より硬くなくてはなりません。体重が乗り負荷のかかる部分ですので、ある程度硬くなくては私たちの体を支えることができないのです。

 

死んだ細胞で構成されるかかとの厚い層、これを尿素で破壊しすぎてしまい、生きている細胞がむき出しになり、かかと近辺の神経を圧迫するようなことにでもなったらどうでしょうか。

 

歩くたびに痛みがともない、日常生活に支障をきたすことになるでしょう。

自分で作るのが面倒な方へ

自分で作るのが面倒なら、皮膚科でよく処方されている成分のヘパリン類似物質を含んだヒルドプレミアムがおすすめです。

 

保水、バリア、抗炎症、保湿の4つの働きをする成分を含んでいて、利用者さんの評価が高い薬用クリームです。

 

>> ヒルドプレミアム(アマゾン公式サイト)

 

アマゾンでは商品の説明が簡素で、初めて購入される方は少し不安になるかもしれません。楽天を調べてみたところ、PRされていたこちらのページに詳しく説明されていたので、ご参考いただければと思います。

かかとが厚く硬くなる原因

かかとが厚く硬くなる主な原因は乾燥と外からの刺激です。これらの強さによって、かかとの皮膚の厚みや硬さがかわってくると考えてよいでしょう。

 

乾燥は皮膚内部の保湿成分を奪い去ります。ひび割れた大地のようにかかとが割れてくると、内部の水分がどんどん抜けていきます。

 

これにより、だんだんとガサガサでゴチゴチな角質に変貌していきます。特に底冷えの厳しい真冬には深くなったかかと割れ目が下部の真皮細胞にも及んでしまい、神経を刺激して痛みを伴います。

 

もう一つの原因、外からの刺激についてです。

 

スポーツをする人たちはかかとに力が加わるので、日常的にスポーツをしない人よりも硬くなりやすいです。また、長距離・長時間の散歩でもかかとを強くしてしまいます。

 

実は私がかかとの角質硬化症になった原因が、日々の散歩でした。夜の散歩は習慣になっていますし、近距離の移動なら歩いていいくことが多いです。

 

デスクワークでもんもんとしてきたときは、外の空気をすって脳の働きを柔軟にするためにもすぐに散歩にでかけます。

 

ですので、私のかかとはもっちり潤い肌とならないように気をつけながら尿素クリームを使用しています。もし柔らかくしすぎてしまったら、日々の歩行に悪影響をおよぼすことになりかねません。

 

生活習慣について当時の担当医にお伝えしたら、それならこれくらいの硬さでOKって感じで最終診療を終えました。

 

かかとをやわらかくしたいという強い気持ちのもと、むやみやたらにかかとクリームを塗り続けるのはやめましょう。

【重要】かかと専用やすりでこすらないと決心する

先に紹介した原因の一つでもありますが、間違った認識のもとかかと専用やすりを使い続けている方が多いようですので、一つのトピックにさせていただきました。

 

これ、何も知らないでやっていると危険ですよ。かかとにかぎらず、人間の体は外から必要以上の力が加わると、それに抵抗するように強化されます。

 

かかとであれば、かかと専用のやすりでこすることによって、その外的刺激から実を守るために、かかとの皮膚が厚く硬く変化していきます。

 

数々のウェブサイト上でも皮膚科の医師でもない人の多くがかかとやすりを使う旨を紹介されています。

 

しかし、あれは使い方次第であることを忘れないで下さい。さらに言うなら、使わないことにこしたことはありません

 

体の機能から考えればやすりでこすらないことが得策ですし、私がお世話になった皮膚科の先生も、やすりでこすったらいけません。皮膚も自分の手でむかないようにしてくださいと、初めの診察で念押しされました。

 

かかとやすりでもっちりしたかかとをキープしている人は、ただ単にご自身の感覚で硬い細胞を落とし続けているのか(この場合はやめた途端に厚く硬くなっていきます・・・。)、以下のことを強く意識されているのだと思います。

 

それは、かかと表層の死んだ細胞をやんわりと一皮めくるようにお風呂でやさしくこそぎ、そして、お風呂あがりにすぐに化粧水クリームで潤いキープを心がけているのでしょう。

 

これくらい面倒なことを習慣化してしまえば、そして、一皮めくるようにこすることを忘れなければ、やわらかく潤ったかかとをキープでき、しかも、外的刺激と体が反応しないでしょうから、理想的な綺麗なかかとを作れることでしょう。

 

ただし、とても面倒なケアになりますし、かかとに対してこんな思いやりを続けることは難しいことでしょう。

 

かかとの角質層の下に存在する生きた細胞を刺激すれば逆効果で、人間の細胞機能によってさらに強固なかかとへと変化します。

 

見た目が変化しないのは、は毎晩かかとを擦って削り続けているからであって、これをやめたとたんに綺麗なかかとを失いかねないことを忘れてはいけません。

共有のお願い

自分で作った尿素配合クリームでかかとを柔らかくする方法はいかがでしたでしょうか。WEB上にあまり注意されていない尿素の配合量や化粧品用肥料用、そして、無闇矢鱈にかかとヤスリを使わないことなども紹介させていただきました。

 

皮膚科へ通えば自作クリーム以上にお金がかかりますし、通院の時間も必要になります。こちらの方法なら水・尿素・植物性乳化ワックスだけで簡単にかかとクリームを自作できるので、お時間できましたたときにお役立てください。

 

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