10時間以上靴を履き続ける人の5人に1人が水虫に感染

あまり気にしすぎるのも神経質になりすぎて良くないのですが、靴を何時間履き続けていると水虫に感染するかの目安があるだけで、有効な水虫感染の予防ができますね。

 

少し古いデータになりますが、水虫は歴史のある身近な感染症なので参考にされてください。

 

ノバルティス ファーマ株式会社(※)が、20代から60代の働く男女500名を対象に、「足・足裏の悩み」に関するインターネット調査を2014年2月に実施したところ、次の主な調査結果を得ています。

約2人に1人が10時間以上靴を履き続けている
・ 「足・足裏の悩み」について質問すると、最も多かったのが「ニオイ」(46.8%)、
次いで「汗・ムレ」(44.2%)
・ 3人に1人が「指の間などにかゆみを感じたことがある」
・ 約半数の人が素足になることに抵抗があり、20代女性では約8割
これまでに水虫と診断されたことがある人はおよそ5人に1人
・ 水虫と診断されたことがない人も、約4割が「水虫の可能性を疑ったことがある」と回答
・ 水虫と診断されたことがある人、および、診断されたことはないが可能性を疑ったことがある人のうち、30代女性の7割は「恥ずかしくて病院に行けない/薬が購入できない」と回答

 

情報元: 1日中靴を履いた足は水虫の温床!?水虫:女性も人ごとにあらず…働く男女の「足・足裏」 事情

 

このことからも、一日中靴を履き続けているビジネスマンをはじめ、日中に靴を脱ぐときがない人は水虫になりやすいと言えます。私たちの生活空間のいたるところに水虫の原因となる白癬菌が存在しているので、白癬菌が足にくっついて靴のなかで繁殖することは容易に想像できます。

 

たとえば過程のバスマット、温泉やプールの脱衣所、病院や歯科院のスリッパ、健康診断の体重計、居酒屋など座敷の畳やサンダルと例をあげれば切りがありません。

 

ただし、10時間以上靴を履き続けているからと言って絶対に水虫に感染するわけではありません。「水虫の感染はいつまで?簡単で効果的な水虫感染対策を紹介」にまとめたとおり、水虫は足の角質層から簡単に侵入できないので、24時間以内に適切な対処をすれば大丈夫!

 

大切なことは、水虫に感染しやすい環境や目安の時間、そして白癬菌の特徴を理解しておいて、神経質になりすぎずに適切な感染対策を無理なく着実に続けていくことですね。お金をかけすぎずに、日常生活でできる範囲で水虫対策を続けることを習慣化することが大切ですね。

 

(※)ノバルティス ファーマは、医療用医薬品「ラミシールR」を開発した企業です。サンドファーマ社の時代になり、1980年より基礎試験が開始され、1993年7月にクリーム剤が日本で承認、スプレー剤は2003年3月されています。なお、2016年10月より、サンファーマ株式会社が承継、販売移管を受けています。

 

 

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