かかと水虫に似た皮膚の病気を画像で確認
私たちの皮膚は年を重ねるごとにだんだんと厚く硬くなります。かかとは長年全体重を支えてくれているわけですから、赤ちゃんのようにずっと透き通るようなピンクで柔らかく・・・とはいきませんね。
かかと水虫ではなくても、分厚く硬くなったかかとの皮がめくれたり、ひび割れたりするのは自然なことです。だからこそ、かかと水虫と思い込んで間違った治療をして皮膚の状態を悪化させたり、逆にかかと水虫なのに単なる乾燥肌の一種のように考えて放置しないことが大切です。
老化現象でかかとの皮膚が厚く硬くなるものとは別に、かかと水虫と間違えてしまいかねない皮膚の病気として、掌蹠膿疱症や掌蹠角化症、亀裂性湿疹(アカギレ)があげられます。
かかと水虫との違いは、いずれも通常左右両側に生じることです。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
掌蹠膿疱症はウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が足の裏に多くみられる皮膚の病気です。始めは小さな水疱(水ぶくれ)が表れ、だんだんと膿疱に変わっていきます。
さらに時間が経過すると乾燥してかさぶたとなり剥がれていきます。
掌蹠角化症(しょうせきかっかしょう)
足の裏全体が厚くなった角質層で覆われるので、ある程度かかと水虫と見分けがつきます。
亀裂性湿疹(きれつせいしっしん)
かかと水虫とほとんど区別ができないため、長年放置されている方が多いようです。見た目はかかとクリームで対処できるので、そのままやりすごして爪水虫にまで進展したり、家族や身近な人への水虫感染源になっていることもあります。
かかと水虫の皮膚の状態と治った後の比較画像をまとめていますので、よろしければご参考ください。